4月から新社会人として働く人に向けて知っているだけで、今後の人生の逃げ道となる考え方を紹介します。ひとつでも共感できる思考があれば、意識して欲しいです。
人は人格で評価される
正直な人、信頼できる人、高潔な人という評判を確率しよう。失った信頼を取り戻すのはとても難しい。自分が悪かったのなら、言い訳に逃げてはいけない。間違いを認め、訂正する。自分に正直になり、他者への思いやりを忘れず、困っている人には助けの手を差し伸べる。周りの人に親切にし、人前で誰かを批判しない。人を恨まず、快く許す。約束を守り、やると言ったことは必ずやる。
つねにポジティブ
人はポジティブな態度に好感を持つ。だから、たとえ辛いときでも明るさを忘れないようにしよう。
ネガティブなことは考えない。与えられた仕事やプロジェクトがなんであれ、全力で取り組む。
たとえつまらない仕事でも、「なぜ自分がこんなことを」とは考えない。
全ての仕事に情熱を傾ければ、その見返りはとても大きい。全ての仕事が世界で一番重要な仕事であり、毎日がかけがえのない贈り物だ。
学び続ける
新聞、雑誌、ウェブサイト、ネットニュースなど、読めるものはなんでも読む。図書館を利用する。
講演を聞く。ドキュメンタリー映画をみる。たくさん旅行して知らない場所を訪れる。仕事で必要だから勉強を続けるという人もいるだろうが、自分の魂を豊かにするためにまなぶということも忘れてはいけない。一生学び続ける人は、自分の潜在能力をフルに発揮し、自分自身について深く知ることができる。
付き合う人を選ぶ
周りにいる人の質で人生は大きく変わる。友人関係だけでなく、職場の人間関係でもそうだ。
人は慎重に選ばなければならない。あなたを愚かな失敗から守り、あなたの力を最大限引き出してくれる人たちと付き合うようにしよう。あなたの足を引っ張り、失敗させようとする人たちとつきあってはいけない。
勤勉に働く
仕事は楽しいことばかりではない。つらいこともあれば、見返りが全くないこともある。
自分ほど賢くない人たちから、やりたくもないことを言われることもあるかもしれない。
仕事にやりがいや楽しさだけを期待してはいけない。つらい仕事やつまらない仕事も、全て貴重な人生経験だと思う。
自分の能力を主張する
謙虚さは間違いなく人格的な美徳だが、職場では謙虚にしているだけでは埋もれてしまうかもしれない。時には自分の能力を主張することが求められる。この競走社会では、周りに不快感を与えない程度に自分を誇示することも必要だ。過度な自慢はつつしみ、その上で仕事ができることをアピールする。それが職場で認められるコツだ。
バランスを大切に
人は仕事だけではない。仕事に人生最大の喜びを見つけられるのはごく一部の人だけだ。
全ての人がそのレベルを目指すのは無理があるだろう。自分の仕事におおむね満足していれば十分だ。
家族、信仰、友達、ボランティア、旅行、娯楽、趣味、文化活動など、仕事以外の楽しみも大切にしよう。
人生は何が起こるかわからない
人生に失望はつきものだ。予想外の不幸に見舞われたり、信頼していた人に裏切られたりすることもあるだろう。人生にはたくさんの障害があり、そのほとんどはコントロールできない。ただ現実を受け入れ、そして自分のできる範囲のことをする。過去は変えられないが、未来を変えることならできる。
逆境にめげず、ポジティブな態度を心がけよう。
健康を維持する
体の健康状態は、心の健康状態にも影響を与える。活力を維持するには、きちんと栄養をとることが欠かせない。これから年齢を重ねるにつれ、忙しい毎日でも健康には特に気をつけなければならない。
定期的な歯科検診や健康診断、メンタル管理、体重管理、十分な睡眠、ストレス管理、定期的な運動を心がける。
社会に貢献する
恵まれた環境で育った人もいれば、逆境に打ち勝って成功した人もいるだろうが、いずれにいせよ、全世界の基準で考えれば、ほとんどの人が平均より上の生活をおくっているはずだ。恵まれた立場にいる人は、社会のために何か貢献しなければならない。慈善活動や寄付を習慣にしよう。コミュニティの活動や、政治活動に参加するという社会貢献の方法もある。
「アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書」より
アンドリュー・O・スミス【著】